新漁間近です。
ひさびさの更新です。
もう、鹿児島や長崎など九州方面ではちりめんが揚がっています。品質的にはボチボチですが、まだ高値相場が続いています。もう少しすれば、来月の中ごろからは瀬戸内海地区でも漁がスタートしますので、もっとにぎわってくると思います。
瀬戸内海地区では、最初は「大羽煮干」から生産が始まると思いますが、昨年は、良質の大羽煮干が多く生産されましたので、今年はどうなるでしょうか。毎年、海の御機嫌が違いますので、この時期は、にわか相場師に早変わりです。
ただ、煮干しの消費は年々減少して来ており、他の魚介類も同様に低迷しております。そんな中、「ノギャル」にならった「ウギャル」が登場しました。若干二番煎じ感は否めませんが、将来の魚介類消費向上につながっていけばと切に願っております。
そういえば、随分前のテレビでやっておりましたが、街行く若者に「煮干」を見せると、「くっさ~」とか「えっ、これ食べれるの?」とかのコメントが殆どをしめておりました。加えて、50代、60代の主婦層ですらあまり煮干を使っていないとの回答も多くありました。例えば食卓にのぼる「豆腐」を週に1度だけ贅沢なものにしても、そんなに高くはありません。同じように、週に1度でも煮干で「だし」をとって、それで味噌汁を作ると、結構、贅沢感が味わえます。
厳しい昨今の状況ですが、少し、心にも余裕をもって見られてはいかがでしょうか。